三鷹にある国立天文台の特別公開(三鷹・星の宇宙の日2011)に以前職場で一緒に働いた先輩と行ってきました。
http://www.nao.ac.jp/open-day/2011/今回はかなりじっくり周りました。
いくつか印象に残った公開を紹介してみます。
・太陽観測衛星「ひので」
太陽観測は灯台下暗しでまだまだ未解明なとろこが多いとのこと。教授らしき人に衛星運用について色々質問したら関係者ですか?と言われてしまいました。別の衛星ですけどもとはぐらかしておきました^^
・三鷹キャンパスでの放射線モニタリング測定
震災後、モニタリングポストについて色んなサイトでチェックしていましたが、実際に計測している機器を展示していました。個人で使用出来るガイガーカウンターもありましたが、もっと精度の高い計測は周りに1㌧もの鉛で囲い、対象物以外からの放射線を除去した上で計測していました。後は8,000円ぐらいの機器をiPhoneに接続して計測するもの、などもあり興味深かったです。
・ALMA棟
ALMとは、南米チリのアタカマ砂漠(高度5,000メートル)にパラボラアンテナ66台を組み合わせた干渉計方式の巨大電波望遠鏡です。日本も参加しており、9月末に観測が開始されたのです。これまでずっとアルマアルマと名前を聞いていましたが、遂に稼動。これからの観測が期待されます。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/・TAMA300
超新星爆発などにより発生されると言われている、重力波をレーザーによって検出する装置です。天文台の地下に縦横300メートルの真空のパイプにレーザーを発することで、その揺らぎを知ることで、重力波を検知します。現在は稼動していないようですが、次世代の重力波検出装置(LCG)が開発中との事です。(発見出来たらノーベル賞が確実と言われている)
http://tamago.mtk.nao.ac.jp/spacetime/index_j.html・アインシュタイン塔
情緒溢れる大正時代に建造された太陽の波長を観測し、アインシュタインの一般相対性理論を検証する為の施設。通常は概観のみなのですが、今回は中に入れました(去年ぐらいから公開しているとのこと)。ガイドさんの話によると、ずっと中は空けていなかった為、最初に空けた時には配管からタヌキが入り込んで無法地帯になっていたとか。今は整理して様々な装置の展示室になっています。中には何に使うのか分からない超骨董品も!中に入れたのは感激でした。
・銀河探しゲーム
望遠鏡で捕らえた銀河が無数に移った巨大なパネル(19枚)から、問題用紙に印刷された銀河を探すゲームがありました。問題の銀河の形状と周りの銀河との位置関係から探すのです。最初は軽く考えていましたが、序所に侮れない事が分かり真剣に。20分ぐらいかけて遂に全問回答。やりごたえがありました。賞品はなく、表彰状でした。銀河のポストカードなどもらえれば良かったのになぁ、なんて思ったり。
・望遠鏡販売会
広場の端に設置されている、普段定例観望会で使用される50センチ望遠鏡のそばで、ビクセンなどの望遠鏡メーカーが展示販売会をしていました。毎年来ているのですが、担当者は特別公開日は毎年雨が降るというジンクスがある、とぼやいていました。確かに毎年傘をさしている気が!そして去年は季節外れの台風により行けなかった気が。夕方晴れ目が見えてきたので展示していました。安いものでは8,000円ぐらいから。いきなり高いのを買うよりも序々に段階を挙げていくのがよいでしょうとのこと。昔望遠鏡を買うのが夢だったのですが、小さいのから初めてみたくなりました。
・出店
劇安で美味しかったです。フランクフルトが100円、焼き鳥が80円、やきそばが250円でした♪
また来年も行きたいと思います。



