2010年5月3日月曜日

星新一展に行ってきました

時間があったので、星新一展に行って来ました。
場所は京王線芦花公園駅からすぐのところ。家から自転車で約25分でした。

隣の千歳烏山は5年間バイトしていたので良く知っているのですが、芦花公園は卒論のウドン粉病菌を採取しに行って以来でした。

世田谷文学館は意外に大きな建物。建物の周りには池があり、ニシキゴイが泳いでいて風情があります。

展示会場も広かったです。

見どころは沢山あります。

・星さんの遺品の数々の展示
・発売当時の単行本の展示
・実際の原稿の展示
・父、星一氏関連の展示・祖父、小金井良精関連の展示
・人形劇、宇宙船シリカのフィルム上映
・星さんの講演の肉声が聴ける
・星さんと写真を撮ろう
遺品はエッセイに書かれていた根付コレクション、収集していた孤島一コマ漫画(→「進化した猿たち」に収録)、など多数あり、実物を見れて感激でした。そして、SF黎明期からの同人誌の会合の様子を再現したそば屋の風景など、戦後を感じさせる展示も良かったです。

また、予想していなかったのが父、星一氏に関する展示物の数々。単身アメリカに留学し、帰国してから星製薬を立ち上げ、また現在の星薬科大学を立ち上げ、衆議院議員も長年務めたスケールの大きな人物。一氏については「明治・父・アメリカ」「人民は弱し官吏は強し」に評伝があります。当時の星製薬の薬、日本初のフランチャイズ形式の看板などは、いかに隆盛を誇っていたかが伺えました。

星さんとの出会いは同世代ではありがちだと思いますが、教科書に取り上げられていたショートショートでした。中学の頃にはほとんど文庫は出揃っていたのでお年玉を注ぎ込み一気に読破しました。当時はショートショートがやはり一番好きでしたが、年を経るにつれ、エッセイ、評伝などの面白さに気付きます。
やはり父、一氏の評伝、祖父の評伝、そして一氏と関わりがあった明治の偉人達を描いた「明治の人物誌」、これらは本当に何度読んでも面白く、元気をもらえます。

展示会は一時間弱かけて見終わりました。満足!
帰り際、あの星さん考案のオリジナルキャラクターである「ホシヅル」の限定ストラップが売っていたので思わず買ってしまいました。スライムのストラップがボロボロになってきたので丁度良かった♪

星さんのファンならこの展示会を是非ともオススメします!


等身大星さん

ホシズル!


追伸 星さんの次女のマリナさんが開設された星さんの公式サイトを発見しました

4 件のコメント:

  1. なんか充実してますね。
    星新一は、10数年読んでないので
    よくわからないですけど、
    そのようなGWの過ごし方も素敵だ。
    わたくしもそういう過ごし方もしてみたいな。

    って思った。

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  2. >ポピン1号さん
    星さんの本は全部あるので読みたくなったら遠慮なく!
    なんだかんだでGWは完全にインドアです。

    昨日は仕事でしたが、今日は部屋の大掃除の予定です。
    昔買ったIT関連の本が数年間全く使っていないので物置行きです。

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  3. あっちゃん2010年5月9日 1:11

    星さんの本は本当に深いよねぇ。
    最近教授に借りて読んだ、最相葉月さんの「あの頃の未来」を読むと、特にそれを実感できたよ。

    星新一展、5/22(土)の無料公開日には行くぞー!

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  4. >あっちゃんさん
    あの本は深いことを更に実感できたよ。
    エッセイ系がまた面白いんだよね。
    無料公開日は楽しんで来てね!

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