2010年5月8日土曜日

長曾我部元親

先日借りた、司馬遼太郎の「夏草の賦」を読みました。

いや~面白かった。

主人公は戦国時代に土佐から四国を平定した長曾我部元親。

実は戦国時代の武将は、あまり詳しくなく、誰でも知っているような大名ぐらいしか知識はありませんでした。元親もかなり有名な武将ではありますが、信長の野望で名前を見たことがあるなぁ、ぐらいでした。

龍馬伝もあり、世間は空前の幕末ブーム(東急ハンズに行ったら竜馬グッズが大量に!)な訳ですが、その龍馬の出身は土佐。土佐藩の創始は数年前大河ドラマにもなった「功名が辻」の山内一豊。その山内氏の以前に土佐を治めていたのが長曾我氏でした。

山内一豊は関ヶ原の戦いの報酬として土佐を与えられましたが、土佐は元々長曾我部氏が平定した土地であり、元親が考案した、「一領具足」の素とする風土が山内氏を拒み、抵抗があり、山内氏は力で抑えつけます。その後土佐は山内氏が連れてきた家臣が上士となり、長曾我部氏が育てた一領具足達が下士として差別階級が生まれ、また、下士の中から武市半平太、坂本龍馬らが生まれ、明治維新の舞台で活躍することになる、という土壌を作ったのが長曾我部元親だとも言えるのです。

という事をこの「夏草の賦」から教わりました。
土佐は魅力的です。
(話がずれますが、先日みた「海がきこえる」の舞台も土佐でした)

元親は、土佐を平定後、四国をも平定しましたが、秀吉に攻められ降伏し、土佐のみを治める事になりました。その後、嫡子の盛親は大阪夏の陣で豊臣側に付き、長曾我部士は滅亡してしまうのです。

自分自身は大河ドラマ「新選組 ! 」以来、幕末にはまっているのですが、やはり戦国時代も面白い。司馬遼太郎の小説は、実際にその時代を見てきたかのように生き生きとしているのが読んでいて共感出来るところです。

この調子でどんどん戦国~幕末~明治にかけて詳しくなっていきたいと思います。
歴史って面白い!

3 件のコメント:

  1. あっちゃん2010年5月9日 0:57

    それ、私も読んだよ!
    かなり面白くて一気に読んだ記憶があるなぁ。

    でも当時は「功名が辻」前で、最後のつながりのあたりは
    あんまりわかってなかった・・・。
    戦国時代は知ってる名前が多くて親しみやすいよね。

    面白い本があったらまた教えてね!

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  2. おっ、読書してるねぇ。いかん、しらんことばかりだ。
    司馬遼太郎もあんまし読まないし。
    ゲームの影響とかで戦国武将はみんな男前になってるし、
    ん~。

    でも司馬遼太郎って面白いんだね。こんどなんか読んでみよう。

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  3. >あっちゃんさん
    読んでいたとは!
    一気に読んでしまうよね♪
    土佐は熱い!

    >ポピン1号さん
    戦国武将は確かに男前で描かれまくっていますね^^;
    司馬遼太郎は面白いですよ!
    是非読んでみて下さい♪
    まずは「燃えよ剣」をお勧めします>土方歳三

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